福祉用具使用中の高齢者事故 5人間で49人死亡

2015年09月26日 00:27

5年間の福祉用具事故で65歳以上の高齢者が49人死亡、

敬老の日となると、高齢者についての様々なニュースが流れますが、あまり喜ばしくないものも聞こえてきます。2010年4月~今年3月の約5年間で、134件の事故があり、内49人が死亡、51人が重傷を負ったと、製品評価技術基盤機構(NITE)が発表しました。原因は、誤った使い方や不注意がほとんどとのことで、製品的欠陥によるものはほとんどないとされます。
しかしながら、こういったニュースを目にするたびに、説明責任という言葉が胸に刺さります。車いすや介護ベッドなどの福祉用具や介護用品の安全性を試験・評価する機関である“一般社団法人日本福祉用具評価センター(jaspec)”の鈴木センター長も「ご使用を想定したリスクマネジメントが大切」と話されているように、高齢者の身体や精神の特性を考えれば、どんなに時間や手間をかけて説明しても足りないのではないかという強迫観念めいた感情に支配されます。自分の説明不足や、認識の相違で死亡事故を誘発するリスクは、当然健常者や若年中年に比べて高齢者は高いと言わざるを得ません。そのような惨事を呼ばないために、契約時には時間を十分にとって説明を行ない、そんな説明行為を証明するために、「行った」ったという旨の書面に押印していただくのですが、それがまるでリスク管理のように考えている専門相談も少なくありません。「ウチの会社は、契約書に、説明責任を果たした証明として判を押してもらっているから事故が起こっても大丈夫。」などとうそぶく従業員を見かけると、法令で決まっている行為とはいえ勘違い甚だしく“しばいたろいか!”と本気で思ってしまいます。
リスク管理は、利用者にとっての回避手段でなくてはなりません。
「この高齢者は、どんな使い方をするだろう」とか『なかなか覚えてくれないから何か手立てを工夫しよう』などに想いを馳せて、想定できる事故の可能性を取り払っていくように努めることが大切です。そしてその想いを、言葉として紡いで、利用者の心に少しでも留めておいてもらえるように努力しなければ、我々の存在価値はないと思うのです。

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