介護の沙汰も金次第、末期的自由主義に突入??

2015年09月11日 00:43

介護の沙汰も金次第、末期的自由主義に突入??

9月7日 日本経済新聞朝刊の第1面に堂々と「ケアプランに自己負担 “在宅介護、給付抑制へ1割 厚労省検討”」との文字が踊りました。
実際に制度として導入されるには越えなくてはならない壁がたくさんあって、なかなか現実味は乏しい気はしますが。。。我々のような業界で働く者からすれば、「ケアマネージャーも選ばれる時代に突入!」と言ったところです。

SKMBT_36315091012360.jpg


しかしながら、肝心の利用者はこの新聞記事の意味を理解されているのでしょうか?
つまり、利用者本人が望む「くらしの在り方」を実現するために、その方の生活環境や身体状況を把握して、地域で自立した質の高い生活を送れるように、様々な介護サービス事業者の持つ商品(サービス)を利用者と共に選択して介護度別に設定された月間の利用可能単位数と照らし合わせて、“提案“を紡ぎ出してくれるケアマネージャーに毎月契約料を支払うことになるという意味です。もし現状の担架で制度が施工されれば、利用者が支払う額は本人の介護度によってとケアマネが属する事業所の状態(?)によって違いますが、月額約400円~1700円の間です。
本人の介護度は低い方が安いです。ケアマネの属する組織がある一定の質の確保をしていると認められていれば割高になるし、何らかのペナルティを喰らっていれば安くなります。

やっぱり、利用者は、自分にとって都合の良いプランをこさえてくれるケアマネージャーが良いケアマネとして選ばれるんだろうなあ。。
「ウチの事業所に発注を頂ければ、こんなお得な付加サービスがあります!」なんて感じで利用者に営業を掛けるのだろうなあ。。
「利用者を紹介してくれた介護サービス事業所には、ブランの際に融通します!」なんてこともして顧客の獲得に働きかけたりして。。
まあ、役人も、政治屋も需要と供給の定めからは逃れられないのだし、アタシは利用者還元になるのであれば、自由競争歓迎です。

ケアプランに自己負担 “在宅介護、給付抑制へ1割 厚労省検討”

厚生労働省は高齢者らの介護サービス計画を作る在宅介護支援(ケアマネジメント)で一部自己負担を求める検討を始める。今は全額介護保険(総合・経済面きょうのことば)でまかなっている。介護給付費の膨張を抑えるため、1割を自己負担にする案が浮上している。対象は介護保険利用者のほぼ半数で300万人を超える見通し。2018年度の介護報酬改定に合わせて導入を目指す。
厚労省は10月、介護報酬改定に向けた基礎調査を始める。介護保険法の改正も必要になるため、年明けから介護保険部会で議論する。介護保険は要支援や要介護の認定を受けると、入浴や食事などのサービスを原則1割(一部は2割)の自己負担で受けられる。そのために、ケアプランと呼ぶ計画を作って自治体に届け出る必要がある。自分で作ってもよいが、多くは専門家であるケアマネジャーに依頼している。
ケアマネジメントにかかる費用は1人当たり平均で月1万3800円。1割の自己負担だと1300円程度となる。国全体で見るとケアマネジメントにかかる支出は14年度に4022億円。介護サービス全体の5%を占める。単純計算だが、1割の自己負担で約400億円の削減効果となる。
要支援・要介護の認定を受けた人は14年度末時点で606万人と1年前に比べ22万人増えた。国民のほぼ20人に1人にあたる。高齢化に伴い、介護が必要な人はさらに増える見通しだ。財務省によると、団塊世代が全て75歳以上になる25年度の介護給付費は19.8兆円と12年度の2.3倍に増える。利用者負担の導入は膨らむ介護費用を抑制する狙いだ。
厚労省は介護保険財政が改善することに加え、サービスの質が高まると期待する。利用者が自らお金を出すようになれば、より慎重にケアマネジャーを選ぶようになり、事業者がサービスを競うようになるためだ。
新たな負担増は利用者に反対意見が多く、事業者の間でも賛否は分かれそうだ。ケアプランを自分で作る人が増えれば、介護サービスの利用が急増して、かえって給付が増えるとの懸念もある。
自らプランを作って市役所などで毎月の給付の申請をするのは大きな手間だ。厚労省は「ケアマネジメントを利用しなくなる人はほとんど出ない」(幹部)とみている。

(日本経済新聞2015/9/7)
スポンサーサイト

ブログランキングに参加してます☆今日も ポチっとお願いします♪
にほんブログ村 介護ブログ 福祉・介護用品へ


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://kaigoyuzuriha.blog44.fc2.com/tb.php/1922-04726725
    この記事へのトラックバック


    最新記事