SOC(Sense of Coherence)について01

2015年09月03日 00:11

SOC(Sense of Coherence)について01

『ストレスに上手に対応して、自分の心と身体を護って一旦挫けても立ち直ることの出来る能力』を「首尾一貫性のある感覚(Sense of Coherence)」というそうです。以下、筑波大学大学院教授 松崎一葉氏の記事を参考に(ほぼ丸写しですが)まとめてみました。

“Coherence”を“首尾一貫”と訳すことで判りにくくなるのだと思います。“筋道が通る”とか“理解できる”程度に訳せば判りやすいのではないでしょうか。例えば「身に及ぶストレスに対して、自分なりに納得できる答えを探せる判断能力(感覚)」ぐらいではどうでしょう? 
つまりSOCとは「自分の心と体を守るために、ストレスの元凶を何か見極め、なぜストレスと感じるのかを分析して、対抗策が見出せないのであれば、敗北を受け入れて我慢し、忍耐でじっと慣れるのを待つことの出来る力」のことだそうです。  現代の日本人(特に若い人)にはこのSOC の力が足りないのではないかという分析もあります。

SOC があるかないかは、下記の3つを自分に問うことで判断するそうです。

①、「自分の置かれている状況が認識できる」、「そしてその未来像を予測できる」。かどうか。現在手がけている仕事の未来的展望を時間的に想像できる感覚があるかどうか。「この忙しさをやり過ごせば、ちょっと予定に隙が出来るので楽になりそうだ」とか、「来週は仕事が詰まっているので、締め切りには少し早いが書類を書き上げておこう。」などのように、先々を見通して仕事を行き詰らせずに進めることができる能力ですね。
SOC欠如者にはこのような視点を持てない人が多く、辛い仕事に出くわすと、この先この会社で命じられるすべての仕事が辛いものだと考えてしまうようで、「もうこの人の下では働けない異動したい」とか「この仕事は労基法違反だ」などと短絡的に判断して行動してしまうのだそうです。

②、次に「困難なことにでくわしても、なんとかなる、なんとかやっていける、誰かに助けてもらえると思える」と思えるかどうか。「過去こなした仕事から考えて、今回の仕事は少し日数を余分に見ればこなせるだろう」とか「少し困難ではあるが、アルバイトを増員すれば締め切りに間に合うだろう」と算段できる能力があるかないか。
今までの成功経験からある程度の結果を生み出すために自分は適切な方法と行為を行使することができるという自信があることを認知していることが必要なのですが、SOC欠如者は過去の成功を論理だてて経験として蓄積できておらず。偶然の産物であると認識している場合が多いです。だから、客観的に自分の能力を認識できずにいるようです。

③最後に「生きいれば辛いことや悲しいこともあるが、それらは決して無駄ではなく自分を高めてくれる意味があるものと思える」かどうかだそうです。あまり興味のない仕事、面白みの感じられない業務にも、「まあそのうち、なんかの役に立つかもな」「そのうち面白くなってくるかもね」と自然に考えられる特性です。SOC欠如者には、この感覚が決定的に足らないそうです。私らの新人時代は、上下関係が厳しく、上から言われたことは四の五の言わず、疑問も抱かずが当たり前でした。一通りの仕事が終わってその完成形を目にして初めて、その仕事の意味や意義が理解できるといったようなものでした。SOC欠如者(特に若年者)は妙に合理的で過剰に論理的ですから、「仕事の意義」がわからないと動きたくないようです。「仕事の意義」を理解させずに、それでも無理に仕事をさせると、いわゆる「やらされ仕事」になってしまい、彼らはそのストレスで直ぐにキレるか潰れます。ですから肝要なことは、「彼らに仕事の意味や位置づけ、展望を見せて、意義を感じさせながら仕事をさせる」という一工夫です。彼らは仕事ができないのでもなく、やる気がないのでもありません、論理的過ぎる彼らの思考過程を理解して上手く使うことです。
 つまり、この質問に対して、「大丈夫!」と思う気持ちが強い人ほど、自分の健康を管理することができる能力が高い、ということになります。

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