一人暮らしの高齢者の約半数が「介護の準備なし」と回答

2014年09月04日 11:40

一人暮らしの高齢者の約半数が「介護の準備なし」と回答

1昨日、新聞各社は、第一生命経済研究所が発行した「高齢期の独居化と介護に向けた準備」レポートを受けて、一斉に内容を報道しました。(記事は以下の通り)
「老後の蓄えはそれなりにあるが、介護をされることについては実感がない」という実態が浮き彫りになったように感じました。70歳以上の高齢者はまだ、3世代家族の幻影を引きずっており、それ以下の世代では社会資源活用の可能がまだまだ可能で最終的には国が何とかしてくれると信じているように読み解くことができるかと感じました。
また、新聞が報道していない内容に、将来希望する介護の方法として、「家族による介護を望む」か「外部資源中心の介護を望む」かを尋ねたところ。年齢別にはばらつきはあるが、総じて①身体が虚弱した場合で84.5%、②記憶・判断力が低下した場合で83.7%といずれも8割以上が外部資源の受け入れを望んでおり、①では59.8%、2では56.2%が外部支援のみで家族の介入を希望していないという結果が出たとあります。また逆に家族以外の介護を望まない人の割合は①が4.9%、②が5.3%だったとの結果報告がされています。
我々介護のアウトソーシング(?)を担うものとしては市場の枯渇を感じさせないように思ってしまう報告ですが、現実の高齢者の経済状況については大まかな報告しかされておらず。調査では50%以上が貯蓄を実施しているという回答ですが、同日の厚生労働省報告では生活保護世帯が過去最多の160万世帯を超え、その約半数が65歳以上の高齢者世帯が占め前年比で4万世帯の増加だとしています。背景には、高齢世帯の増加があるとはいえ、格差を超えた調査が必要ではないかと感じる次第です。

(以下新聞記事抜粋)、
要介護認定を受けていない一人暮らしの高齢者の約半数が、自分に介護が必要になった時の特別な準備をしていないことが、第一生命経済研究所の意識調査で分かった。4人に1人は将来的に介護を受けたい場所を自宅か施設か決めていなかった。
単身高齢者の多くに介護ヘの備えが不足している実態が浮かび上がるが、介護を頼むつもりだった夫や妻に先立たれ将来を決めかねている人も少なくないとみられる。同研究所の北村安樹子研究員は「いきなり単身になって慌てないよう、介護に必要なお金を計算したり、親族に希望を伝えたりする備えが大事だ」と話している。
調査は昨年12月、要介護認定を受けていない単身の65~79歳の男女527人を対象に実施。自分の介護を見越した準備状況を複数回答で聞いたところ「特にしていない」が48%で最も多かった。準備している人では預貯金(31%)、介護保険制度の情報収集(22%)、介護施設の見学(17%)などが多かった。ペットを飼っている人のうち18%が「ペットの引き取り先の検討を挙げた。
記憶力や判断力が低下した時に介護を受けたい場所を聞くと「分からない」とした人が28%に上った。男女別では、男性が33%と女性の23%より多く、男女にかかわらず独身で一人暮らしを続けた人が37%と高い割合を占めた。

グラフ01
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