市立伊丹病院、安達千代美看護師 第4回「忘れられない看護エピソード」表彰 

2014年05月28日 00:02

日本看護協会は5月10日(土曜日)、日本看護協会ビルJNAホールにて、第4回「忘れられない看護エピソード」表彰式を開催し、受賞作品の発表と最優秀賞、内館牧子賞の表彰を行いました。
「忘れられない看護エピソード」は、「看護の日・看護週間」事業の一環として看護職、一般の方々から看護にまつわる心温まるエピソードを募集したものです。 今回の募集(2013年11月15日~2014年2月28日)では、全国各地から過去最多の3,422作品が集まりました。
市立伊丹病院の安達千代美看護師の作品が、最優勝に次ぐ内館牧子賞の表彰をいただいたと云う事で、紹介させてください。

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歩けない看護師でも 作品全文 (安達千代美さん・兵庫県)

 ある日突然右目が見えなくなり、手足がしびれ、多発性硬化症と診断された。その後も看護師を続けていたが、発症から3年後、大きな再発で長期入院を余儀なくされた。泣き叫んだこともあるほどつらいことのほうがはるかに多い入院生活で、看護師の言動に一喜一憂し、何気ない気配りや言葉が心に染みた。
 歩けないという感覚が理解できず、ベッドから落ちたことも何度かあった。そんな時、「勝手に動かないで」「何で呼んでくれないの」などと言われると、どうすることもできない悔しさと申し訳なさでつらさが増した。ある朝、ベッドから落ちた私に「ごめんね、びっくりしたね。怖かったでしょう。つらかったね」と、一言も否定せずに抱きかかえてくれた看護師の言動に、心からホッとした。そして、私なら患者さんにこんな言葉掛けができるだろうかと、自分の看護師としての言動を振り返っていることに気付いた。
 寝たきりになり、食事も排せつもベッド上、病室から出るのはリハビリの時だけという頃、その帰りに毎回、当然のように洗面所へ連れて行ってくれる年配の看護師がいた。流水で手を洗えることにすごく喜びを感じた。また、病室の外で声を殺して泣いている母に寄り添ってくれている新人看護師に、感謝の気持ちでいっぱいになった。このような看護に触れたことで、寝たきりでとても看護師復帰なんて望めないと思う半面、可能ならもう一度、看護師として働きたいという思いも強くなった。
 8カ月の入院後、在宅医療、訪問看護を受けながらリハビリを続け、3年間の休職を経て、車椅子ながら看護師としての復職がかなった。
 退院調整看護師として13年目を迎えた今も、再発の不安におびえながら治療を継続している。「歩けない看護師なんて」という批判の声も耳にしたが、病気を経験したからこそ分かる不安や焦り、いら立ち、喜びなど、患者さんやご家族の思いに寄り添える看護師を目指して、病院中を車椅子で走っている。

安達さんとは、お仕事でご一緒することもしばしばあります。
とても穏やかで、話しているとホッとする方です。
作品の中に登場する看護師さんと同じように、きっと患者さんの心をいやしてらっしゃると思います。
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