万引きが刑法犯のほぼ1割を占める うち高齢は者が3割超

2013年12月26日 00:40

今年もまた、去年以上に、高齢者の万引きが増加しているとの新聞記事を読みました。
犯行に至った理由の中には、「社会的孤立」を挙げる人がいたといいます。
ステレオタイプ的に“貧しさが盗みの理由“と考える事はもはや時代遅れなのだそうです。
確かにテレビなどで頻繁に放映されている”万引きGメン“なる職業の若者がスーパーなどの店の依頼で万引きを捕獲する番組では、頻繁に高齢者が補導されるシーンを放映しています。犯罪を犯した高齢者に万引きに至った理由を尋ねても、特に生活に困っているような背景は見えてきません。「生きがいが無い」「近所に相談に乗ってくれる人がいない」「妻を亡くし寂しい」「嫁に対するイライラ」など、様々なストレスを抱えて生活するうちに、「ふと出来心で」とか、「ストレス発散のために」犯罪を犯してしまうこともあるようです。今では、「大人は判ってくれないから孤独だ」と非行に走る若者の数が大幅に減少し、犯罪摘発率は高齢者が上回ることになりました。
今年8月『出産したらお辞めなさい』という特別稿を週刊現代に寄せて話題になった作家の曾野綾子さんは「老いの才覚」という著書の中で、”若者の模範となる年寄りが少なくなった“”確かに金銭的貧困者は減ったが、知識の欠如、精神的自立の足りなさから、精神的貧困な高齢者が増えた。“などという旨の事柄を書かれていたが、まさに当てはまっているケースも少なくないのだろうと想像できます。
話は戻りますが、万引きを摘発して懲らしめるテレビ番組では、自分の孫ほどの歳の万引きGメンに、痛い処をいっぱい突かれて意気消沈する高齢者の姿が放送されます。確かに、迷惑な行為だし、店の損害も甚だしく声を荒げるGメンもいい気持ちのする仕事ではないと想像するのですが、高齢者の心情を察するといたたまれない気持ちになります。。。という本。今の年寄りは、病苦や貧困からはかなり解放されたが、一方で、世間づきあいがヘタで、ろくに本も読まない、精神的貧民が増えた云々の辛口エッセイでした。
「老いの才覚」を持ち合わせない老人が、息子みたいな年下の警察官に「人の道」を説かれるミジメさ。助言や相談で立ち直れるのだろうか。

 万引きが刑法犯のほぼ1割を占める うち高齢は者が3割超


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 今年1~11月の殺人や詐欺など刑法犯全体のうち、万引きの占める割合が9.6%だったことが12日までの警察庁のまとめで分かった。万引きの摘発者の中で、65歳以上の高齢者は3割を超えており、同庁は「小売店や地域などと連携し、高齢者の万引き防止策を検討する必要がある」としている。
 同庁によると、全国の警察が認知した刑法犯の件数は2002年の約285万件をピークに減り続けており、12年は約138万件。今年1~11月は約121万件だった。
 一方、02年の万引き犯は約14万件で、刑法犯全体の4.9%だった。その後、14万~15万件程度で推移したため、刑法犯が減り続ける中で、相対的に万引き犯の占める割合が高まった。10年に初めて9.4%と9%を突破し、今年1~11月も9.6%だった。
 12年の万引きの摘発者のうち、高齢者は30.8%で、総人口に占める割合24.1%を上回っている。
 万引きした品の平均額は、少年が5800円、成人(20~64歳)が1万4300円、高齢者が2600円。高齢者の場合、100円程度のおにぎりやパン、総菜などを万引きしたケースが目立ち、67.8%(12年)が食料品だった。
 警視庁の調査で高齢者の万引き犯の3割以上が一人暮らしだったことが判明。警察の調べなどに「生きがいがない」「相談相手がいない」などと話した人もいたという。
 警察庁の担当者は「社会とのきずなが少ないことも万引きに走る原因の一つ」と指摘。認知症も万引きの要因になり得るとの研究結果もあり、「今後、分析が必要」と話している。<2013/12/12 日本経済新聞>
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