「被害者も加害者もどちらも得なく身上つぶす自転車事故」

2013年08月10日 00:01

「被害者も加害者もどちらも得なく身上つぶす自転車事故」

最近自転車の悪質運転について、テレビや新聞でも取り沙汰されて、その処罰も厳しくなってきていると聞きます。その反面、逆に無茶な運転をする大人が増えているように感じています。
弊社の前の歩道は、歩行車自転車共有なのですが、朝の通勤通学時はものすごいスピードで歩行車の間をすり抜けていく自転車をよく見かけます。私も、歩道の掃き掃除をしている時など、身体ギリギリで交わしていく自転車によく肝を冷やします。
酔っぱらっての蛇行運転、二人乗りで道路の真ん中あたりを走る若者、ノロノロと見ている方がハラハラする高齢者、一旦停止無視など、自転車が車両である事を知らない人も多いのではないでしょうか。
弊社でも、業務に自転車を多用しますが、不注意や、道交法違反による事故がないことをいつも心配しております。
事故は、被害者も、加害者も、得をすることはないと思うからです。


子供が自転車事故-9500万円支払い命令 高額賠償の現実-


当時小学校5年生の少年(15)の自転車と歩行者との衝突事故をめぐる損害賠償請求訴訟で、神戸地裁は7月4日、少年の母親(40)に約9500万円の高額賠償を命じた。事故は5年近く前に起きたが、被害女性(67)の意識が戻らない状態が続いているだけに、専門家は高額賠償を「妥当」と評価する。ただ、子供の自転車事故での1億円近い賠償命令に、世間の親も驚愕(きょうがく)した今回の判決。賠償額はどう算出され、親の責任はどう認定されたのか。(清作左)

 ◆「監督義務果たさず」
 事故は平成20年9月22日夕、神戸市北区の住宅街の坂道で起きた。当時11歳の少年は帰宅途中、ライトを点灯しマウンテンバイクで坂を下っていたが、知人と散歩していた女性に気づかず、正面衝突。転倒して頭を強打した女性は、意識が戻らず、今も寝たきりの状態が続いている。
 裁判で女性側は、少年は高速で坂を下るなど交通ルールに反した危険な運転で、母親は日常的に監督義務を負っていたと主張し、計約1億590万円の損害賠償を求めた。一方、母親側は少年が適切にハンドル操作し、母親もライトの点灯やヘルメット着用を指導していたとして過失の相殺を主張していた。
 判決で田中智子裁判官は、時速20~30キロで走行していた少年の前方不注視が事故の原因と認定。事故時にヘルメット未着用だったことなどを挙げ、「指導や注意が功を奏しておらず、監督義務を果たしていない」として母親に計約9500万円の賠償を命じた。
 ◆女性の意識戻らず…
 この高額賠償の内訳はこうだ。
(1)将来の介護費約3940万円
(2)事故で得ることのできなかった逸失利益約2190万円
(3)けがの後遺症に対する慰謝料2800万円-など。

 田中裁判官は、(1)について、女性の介護費を1日あたり8千円とし、女性の平均余命年数を掛け合わせるなどして算出。(2)は、専業主婦が入院中に家事をできなかったとして月額約23万円の基礎収入を平均余命の半分の期間、得られなかったなどとして計算した。さらに治療費などを加え、女性側へ約3500万円、女性に保険金を払った保険会社へ約6千万円の支払いを命じた。女性の意識が戻らぬままとなっていることで慰謝料などが高額となり、賠償額が跳ね上がった。
交通事故弁護士全国ネットワーク代表の古田兼裕弁護士(第2東京弁護士会)は今回の判決について「高額な賠償額だが、寝たきりで意識が戻っていない状況などを考えると妥当」と評価。ただ、「自転車だから責任が軽くなるとはいえないが、11歳の子供の事故で親がどれほど責任を負うかはもっと議論していく必要がある」と話す。
 ◆自己破産する例も
 今回のように自転車事故で高額賠償が求められたケースは少なくない。横浜市で携帯電話を操作しながら、無灯火だった自転車の女子高生が女性に追突した事故では、女性が歩行困難になり、看護師の職を失った。横浜地裁は17年、女子高生の過失を認め、5千万円の支払いを命じた。
 また、大阪地裁は8年、夜間に無灯火の自転車の男性が短大非常勤講師をはねた事故で、男性に損害賠償2500万円の支払いを命じている。
 高額賠償の結果として、古田弁護士は「自転車利用者の多くは保険未加入で、自己破産する例も少なくない」と指摘する。

産経新聞(2013年8月9日)

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