「働いて貢献生きがい 話術生かし野菜販売」足立昭一氏

2012年04月11日 00:05

平成24年4月10日(火曜日)
読売新聞夕刊にて、友人の足立昭一、由美子夫婦の話題が掲載されたので、ここに紹介したいと思います。
足立昭一氏が、若年認知症であることや、その奮闘ぶりは記事本文を読んでご理解いただきたいと思います。
私にとって昭一氏は、男気があり、常に前向きで、お酒とジャズを愛する、心から尊敬する先輩であります。
また奥様の由美子さんは、気さくで、気配り上手な、一緒にいてとても癒される方であります。
とにかくお二人とも、一緒にいると、私はとても幸せな気持ちになれるので、いつも感謝しております。
最近はなかなかタイミングを合わせられず、距離が遠のいておりますが、
近いうちに大分へ乗り込みたいと夢のようなことを考えております。

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2年前、神戸にて


以下、読売新聞より転載しました。

認知症明日へ2「本人の思い」

働いて貢献生きがい 話術生かし野菜販売

認知症になっても、社会の役に立ちたいと思う人は多い。
57歳でアルツハイマー型認知症と診断された元大分市職員の足立昭一さん(63)は、デイサービスの活動として野菜の販売をしている。
「働くことが自分なんだ」という思いを多くの人が支えている。

(小山孝、写真も)

昼下がり。
白菜や大根が入ったケースを抱えた足立さんが大分市内の介護事業所を訪れると、事務所の女性職員が集まってきた。
「べっぴんさんだねぇ」「じゃ、いっぱい買っちゃおうかな」
足立さんの言葉に笑いが広がり、野菜が次々と売れる。
野菜販売は、足立さんが通うデイサービス施設「かざぐるま」が行っている活動プログラムの-環だ。
25人が定員のかざぐるまで、65歳末満の若年性認知症の人は足立さんだけ°
昨年7月から週1回、車に野菜を積み込んで、職員と一緒に介護事業所や病院を回って売っている。
100円玉と500円玉の区別が難しく、素早い対応も苦手だが、時間をかければできる。
何より、人を喜ばせる話術が買い物客に評判だ。
販売が終わると仕入れ先の農家に売り上げを手渡し、謝礼の500円を受け取る。
「ずしっ、ときますね。お金の価値がね」。そう言って、手の上の硬貨をじっと見つめた。

異変が起きたのは、2O05年夏ごろ。
当時は文化交流施設の館長で、部下の面倒見が良く、難しい案件を進んで引き受けるタイプだった。
それが、同じ内容の会議を開いて部下に不審がられた。電話で話していた内容も思い出せない。
「眠れない」 「自分じゃないような感じがする」
妻の由美子さん(53)に訴えた。メンタルクリニックを受診すると「うつ病」と診断され、3か月休職した。
復職後も、会議室の場所が分からなくなったり、会議の内容についでいけなくなったり。 
「職場で緊張していたんでしょうね。帰宅すると、夫の全身から力が抜けるのがわかりました」と由美子さんは振り返る。
06年9月、大学病院でアルツハイマー型認知症と正式に診断された。納得した反面、不安が押し寄せた。
「昔のようにエネルギッシュに仕事がしだい」「自分を責めて、責めて、責めての連続だ」
「自信、誇りを持って生きたいが、自分の脳が対応 できないくやしさ。あと20年、できたら30年、やりたいことがいっぱい残っているのです。由美子に幸せを いっぱいあげたいのです」
当時の日記にそう記した。
07年春、58歳で早期退職した。職場でもらった花束がきれいには見えなかった。
「何も悪いことはしてないのに」と泣きに泣いた。
子どもはなく、障害年金と退職金で生活は成り立つ。
だが、夜になると、「生きていてもしょうがない」という思いにかられた。
励まし、見守る由美子さんも眠れない日々が続いた。

生活を変えたのは、ウオ-キングだった。
毎日、土手沿いを歩くうちに、表情が変わった。
「泣いてばかりはおられんのや」。そんな気持ちがみなぎってきた。


かざぐるまでは、入浴後の高齢者の髪を乾かしたり、話し相手になったりもする。
やりがいを感じるが、「もっと働きたい」という思いは消えない。
野菜販売の謝礼は由美子さんに渡す。
「いつか同じ境遇の人の支援に使いたい」と、大事に貯金している。
約3年前から、夫婦で各地を回り、講演を続ける。
「今ある能力を生かして、役に立ちたい。認知症になったら何もできないと考えないでほしい」。
いつも力を込めるのは、この言葉だ。

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野菜を販売する足立さん(左)。 「その人に応じたぼめ方など、
認知症になってから勉強したことば、なんぼでもありますよ」

<若年性認知症の人ヘの謝礼>
国は昨年4月の通知で、足立さんのように若年性認知症の人がデイサービスの活動の一環として野菜を販売したり、清掃などのボランティアを行ったりした場合、利用者が謝礼を受け取ることを認めている。社会参加や就労の場を求める若年性認知症の人たちの要望を受けた対応。ただし、職員が見守りやフォローをする体制があることが条件で、労働の対価としての賃金を受け取ることは認めていない。
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